krewData
複数ユーザーでの利用
複数ユーザーでkrewData専用アプリを利用する場合の注意事項

krewData専用アプリは、ひとつのアプリを単一のユーザーで利用することを推奨しています。

複数のユーザーが同じkrewData専用アプリのデータ編集フローの作成/編集/保存操作を行った場合、以下のような問題が発生する場合があります。

他のユーザーが保存したデータ編集フローが上書きされる

プラグイン設定画面で作成したデータ編集フローの設定情報は、krewData専用アプリ内に保存されます。

プラグイン設定画面で「アプリを更新」をクリックすると、作成/編集を行ったデータ編集フローだけでなく、プラグイン設定画面に表示されているすべてのデータ編集フローが上書き保存されます。このため、複数のユーザーが同じkrewData専用アプリを同時に開いて保存操作を行うと、あるユーザーが保存したデータ編集フローは、後から保存操作を行ったユーザーのプラグイン設定画面に表示されているフローですべて上書きされます。

複数ユーザーによる同時編集/保存

① ユーザーAがkrewData専用アプリのプラグイン設定画面を開き、新しいフローを追加、または既存のフローを編集(フローA)

② ユーザーBが同じkrewData専用アプリのプラグイン設定画面を開、新しいフローを追加、または既存のフローを編集(フローB)

③ ユーザーAが「アプリを更新」をクリック
 →ユーザーAの表示画面の設定情報が保存される(フローAが保存される)

④ ユーザーBが「アプリを更新」をクリック
 現在編集中の設定情報が他のユーザー(ユーザーA)により更新されたことを示す警告ダイアログが表示されます。
 
 この警告ダイアログで「はい」を選択すると、ユーザーAが③で保存した内容がユーザーBの設定画面の情報ですべて上書き保存されます(ユーザーAの編集結果が失われます)。

 

複数のユーザーでひとつのkrewData専用アプリを利用する場合には、上記のように保存済みのデータ編集フローが消去されたり、編集結果が失われる場合があります。複数のユーザーでアプリを同時に開いての編集/保存操作は行わないでください。

登録したスケジュール、リアルタイム実行フローが削除される

データ編集フローの作成/編集を行うためには、入出力アプリのフィールド情報を参照する必要があります。この際の入出力アプリのアクセス権は、現在ログインしているkintoneユーザーのアクセス権が使用されます。

他のユーザーが作成したデータ編集フローやアプリのアクセス権を後から変更した場合など、入出力アプリのレコード閲覧権限がないフローは、アプリのフィールド情報が取得できないためフロー設定エラーとなります。

ユーザーAが作成したデータ編集フロー

入力アプリのレコード閲覧権限がないユーザーBが開いた場合

 

このエラーがスケジュール実行、またはリアルタイム実行が有効に設定されているフローで検出された場合、プラグイン設定画面を開いた際に以下のメッセージダイアログが表示されます。

このメッセージが表示されたkrewData専用アプリを更新すると、設定エラーになったフローのスケジュール設定、およびリアルタイム実行フローの登録が削除され、以降の実行は行われません。

アプリの閲覧権限が異なるユーザーが同じkrewData専用アプリを利用した場合、上記のように登録済みの情報が削除される場合があります。アプリのアクセス権が異なるユーザーは、それぞれ別のkrewData専用アプリを作成してデータ編集フローの作成/管理を行ってください。

なお、作成済みのデータ編集フローはJSONファイルにエクスポートし、別のkrewData専用アプリにインポートして利用することができます。データ編集フローのエクスポート/インポート手順は「データ編集フローの再利用」を参照してください。

 

 


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