krewDashboard
APIリクエスト数上限について

kintoneでは、1日に実行できるAPIリクエスト数は、1アプリにつき10,000回まで制限されています。

APIリクエスト数の確認

各ダッシュボードのAPIリクエスト数はkrewDashboardでは確認できません。kintoneシステム管理からAPIの利用状況を確認してください。

APIリクエスト数と取得レコード数

アプリのデータを可視化して状況把握・分析に活用するという製品性質上、レコード取得自体は避けられませんが、日頃から取得レコード数を抑えて利用することを意識し設定運用することが非常に重要です。

対策1:全体検索

すべてのユーザーで検討できる対策は「全体検索」です。あらかじめダッシュボードで参照元アプリに絞り込み条件を設定することで取得レコード数を削減できます。

対策2:レコードの値を使用したフィルタ

レコード詳細/krewSheetサブウィンドウで利用する場合、特別な理由がない限り全体検索で「レコードの値を使用したフィルタ」を使用します。

表示中のレコードの値を条件にすることで、グラフに必要なレコードを限定して取得できます。

対策3:krewDataの活用

krewDataでアプリのレコードをあらかじめ集計し、別アプリに出力します。krewDashboardでは集計後のアプリを参照することで、取得レコード数を削減できます。

各利用シーンでのチェックポイント

1表示にかかるAPIリクエスト数が多い

krewDashboardは下記の仕組みで表示時に参照アプリからレコードを取得します。

参照するアプリ数や設定してるフィルタの種類が多い場合レコード取得数が増加するため、それにともないAPIリクエスト数も多くなります。

複数ページで構成したダッシュボードのAPIリクエスト数が多い

1つのダッシュボードに複数のページを設定している場合、表示中のページ単位でレコードを取得します。そのため、ダッシュボードにアクセスするユーザーが頻繁にページ切り替え操作をする場合、想定よりもAPIリクエスト数が多くなる場合があります。

ただし、すでに表示済みのページで同じアプリを参照、かつ、同じフィルタ条件でレコード取得済みの場合は切り替え表示時にレコードを再取得せず、共有されます。

レコード詳細画面でのAPIリクエスト数が多い

レコード詳細画面にダッシュボードを設定している場合、表示中のレコード単位でダッシュボード表示に必要なレコードを取得します。 そのため、ユーザーが頻繁に「レコード移動」操作をする場合、想定よりもAPIリクエスト数が多くなる場合があります。

krewSheetサブウィンドウでのAPIリクエスト数が多い

krewSheetサブウィンドウにダッシュボードを設定している場合、選択中のレコード単位でダッシュボード表示に必要なレコードを取得します。 そのため、ユーザーが頻繁に「セル移動」操作をする場合、想定よりもAPIリクエスト数が多くなる場合があります。

取得レコードの一時保存

krewDashboardでは取得レコード数を抑える仕組みとして、取得したレコードをブラウザに一時的に保持しています。下記の操作では、一度表示したダッシュボードを再度表示する際にレコードを再取得しません。

ただし、一時保存したレコードは下表のタイミングでクリアされます。クリア後は一度表示したダッシュボードであっても、レコードが再取得されます。

クリアされる操作 補足
ブラウザ 再読み込み
kintone 画面移動 レコード詳細画面から一覧画面、一覧画面からレコード詳細画面への移動など
krewDashboard 再読み込み
krewSheet 再読み込み
削除
フィルタ設定の変更
ソート設定の変更
ページ移動

 

 


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